続・経済安全保障 economic security 2008 8 31
現在、アメリカでは、大統領選挙の話題で盛り上がっています。
その大統領選挙で、ぜひとも「経済安全保障」というテーマも議論してほしいのです。
何度も書きますが、 万が一、アメリカ本土で、テロが起きても、
政権が国民から非難されるでしょうが、
アメリカ自体には、大きなダメージとはならないのです。
アメリカには、もっと注意すべき問題があるのです。
「ドル暴落」や「長期金利の急上昇」が起きれば、アメリカは終わりです。
最近、忘れられつつある「イギリスのポンド危機(1992年)」。
イギリスで起きたことが、アメリカで起きても不思議はないでしょう。
現時点で、ドル暴落が起きても、誰も驚かないでしょう。
「ああ、やっぱり」という程度でしょう。
だからこそ、油断はできないのです。
真剣に、「経済安全保障」というテーマを議論すべきです。
アメリカ政府がドル防衛のために使える資金は、現時点では少ないと聞きます。
つまり、アメリカ政府は、ドル防衛のための手持ち資金(軍資金)が少ないと言えるかもしれません。
経済安全保障 economic security 2005 6 7
安全保障というと、多くの人は、国防や軍事を連想するでしょう。
しかし、それだけでは、不十分です。
いや、極端なことを言えば、
国防や軍事は、安全保障の一部に過ぎないと思います。
万が一、アメリカ本土で、テロが起きても、
政権が国民から非難されるでしょうが、
アメリカ自体には、大きなダメージとはならないのです。
アメリカには、もっと注意すべき問題があるのです。
「ドル暴落」や「長期金利の急上昇」が起きれば、アメリカは終わりです。
「私たちは文字どおり、借りた金と、借りた時間に頼って、毎日を過ごしている」
1985年2月20日、ポール・A・ヴォルカー